【お勉強】 原油精製(蒸留)の仕組み
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2026/05/08
ブログ
◆原油精製(蒸留)の仕組みとは?◆
~ガソリンや潤滑油ができるまで~
私たちの生活に欠かせない「ガソリン」「灯油」「軽油」「潤滑油」などは、すべて"原油"から作られています。
では、黒くてドロドロした原油が、どのようにして用途ごとの製品に生まれ変わるのでしょうか?
今回は、石油製品ができる基本工程である「原油精製(蒸留)」について、専門知識がない方にもわかりやすく解説します。
◆そもそも原油とは?◆
原油とは、地下深くから採掘される天然の液体資源です。
さまざまな種類の炭化水素(石油成分)が混ざり合っており、そのままでは使用できません。
そこで行われるのが「精製」という工程です。
◆原油精製の基本は「蒸留」◆
原油精製の中心となるのが「蒸留(じょうりゅう)」です。
これは、液体を加熱し、それぞれの成分が沸騰する温度の違いを利用して分ける方法です。
身近な例でいうと、水を沸騰させると水蒸気になりますが、原油の場合は多くの成分が混ざっているため、温度ごとに別々の成分を取り出せます。
◆原油精製(蒸留)の流れ◆
①原油を加熱する
まず原油を大きな加熱炉で約350〜400℃まで熱します。
すると原油の一部が気体になります。
②蒸留塔へ送る
加熱された原油は「蒸留塔」と呼ばれる巨大な塔へ送られます。
蒸留塔の中は、下ほど温度が高く、上ほど低くなっています。
気化した成分は上へ昇っていき、温度が下かることで、それそれ適した位置で液体に戻ります。
③成分ごとに取り出す
沸点の違いによって、次のような製品に分けられます。
取り出される位置 / 主な製品 / 主な用途
上 部 / LPG·ガス / 家庭用ガスなど
上部〜中部 / ガソリン / 自動車燃料
中 部 / 灯油 / 暖房·航空燃料
中部〜下部 / 軽油 / トラック·建機
下 部 / 重油 / 船舶工場燃料
最 下 部 / 潤滑油原料・アスファルト / 潤滑油·道路舗装
このように、原油は一度にさまざまな製品へ生まれ変わります。
潤滑油はどこからできる?
潤滑油は、蒸留塔の比較的下部から取り出される重い成分をさらに精製して作られます。
この段階ではまだ不純物も多いため、
・ 不要成分の除去
・ 色や臭いの調整
・ 性能向上の加工
などを行い、用途に応じた潤滑油へ仕上げていきます。
自動車用エンジンオイル、工場機械用オイル、グリースなど、さまざまな製品がここから生まれています。
なぜ精製技術が重要なの?
同じ原油でも、産地によって性質は異なります。
そのため、安定した品質の製品を作るには、高度な精製技術と品質管理が欠かせません。
特に潤滑油は、
・ 摩耗を防ぐ
・ 機械を長持ちさせる
・ 熱を逃がす
・ サビを防ぐ
など重要な役割を担っているため、品質が機械寿命にも大きく関わります。
原油精製(蒸留)は、原油を温度ごとに分離し、私たちの生活に必要な石油製品を作り出す重要な工程です。
その中で潤滑油は、機械や設備を支える大切な存在として幅広く活用されています。
普段何気なく使っているガソリンやオイルも、実は高度な精製技術によって生み出されているのです。
当社では、各種潤滑油・工業用オイルのご提案を行っております。
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